有珠山噴火災害 伊藤多喜雄 義援コンサート
アフターレポート
開催:平成12年5月11日(木)
於:函館市民会館大ホール

 去る5月11日(木)、約二週間というわずかな準備期間を経て「有珠山噴火災害 伊藤多喜雄 義援コンサート」が開催されました。伊藤多喜男氏といえば民謡と現代音楽との絶妙なる融合、小気味良いトークなどで知られ世代を問わず人気のあるアーティストですが、このたびの有珠山噴火災害にあたり避難生活を送っている現地住民の方々に元気を出してもらいたい、と今回の開催を決意されました。当日はあいにく小雨のちらつく空模様でしたが、会場の函館市民会館大ホール前には開場前から長蛇の列が並び、その話題性の高さが伺えました。



 17時45分の開場とともに一斉に入場者が入場、待ちきれずダッシュする人も。開演の18時30分までにホール内はほぼ満席の1100人が入場しました。
 公演は2部構成で行われ、前半は「函館 躍魂 いさり火」や「夢限舞童」、市内の大谷高校のダンス部のYOSAKOIチームなどの華麗な演技、後半に伊藤多喜男氏のライヴが行われ、満員の観客からは暖かい拍手や声援がが送られていました。なかでも伊藤多喜雄氏のトークでは被災地に向けての熱いメッセージが語られ多くの人々の感動を呼んでいました。また、ライブ終了後のアンコールでは前半出演のYOSAKOIチーム総出演&伊藤多喜雄氏とのジョイントによるライヴで感動のフィナーレを迎えました。



 当日会場ロビーでは「いさり火」メンバーの皆さんが販売スタッフを担当した伊藤多喜雄グッズの販売コーナー、募金活動のほかに私達活力ユニットによる被災地に向けての企画も行われました。名付けて「みんなの想いを指に!指スタンプ」。被災地の方々に何かメッセージを、との想いで実現したこの企画、あらかじめ印刷されている文字枠に色とりどりのスタンプを入場者一人一人の指で押してもらい、「指文字」を完成させようというものです。小さいお子様からお年寄りまで、さまざまな方々に協力していただきあっという間にすばらしい横断幕ができあがりました。「私達は応援しています 元気を出して 負けないで!!」出来上がった横断幕は翌日被災地で行われたライヴ会場に掲示されて感動を呼んだ上、伊達市内の避難施設に継続して掲示されることになりました。ご協力していただいた入場者の皆様、本当にありがとうございました。



 、というわけであっという間に終わった一日でしたがイベントはお陰様で大成功に終わりました。来場していただいた方々にも満足していただけたものと思います。活力ユニットはこれからもどんどんこのようなイベントに参加、協力をしていきたいと思います。興味を持った方、活力ユニットに入りたい、と思った方はは是非!いつでもメールを送ってくださいね。